【PERSONAL FILE】Rapper/Brand Management/Model/DJ Sol カルチャーをまたぐ信念

提供: Sol

インタビュー Sol Rapper/Brand Management/Model/DJ
多くの肩書を持ちその全てにおいて全力を尽くすSol。今回は、一見クールな彼の活動に掛ける情熱からカルチャーに対する考え方を訊いた。


好きなこととか全部に本気で打ち込みたい


 ──まず初めに現在の活動について教えてください

Sol 今は大学生をやりながら、アーティスト活動とブランド経営と、ファッションのモデルもやってます。あと、DJもやってます。

 ──主体とする活動ってありますか?

Sol 全体として伸ばしていきたいんですけど、力を入れてるのはアーティスト活動です。

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今取材は、以前インタビューを行った、video creatorのyuuukizmの紹介によって実現。
yuuukizmのインタビュー記事はこちら。

【PERSONAL FILE】Video Creator yuuukizm 「映像に込める、自身の“izm”」

 ──それぞれの活動を始めるまでの経緯を教えてください。

Sol アーティスト活動に関しては元々高校生2年生の時からバトルとかに出てたんですけど、1年後くらいから音源制作を始めました。今はどんどんApple Musicとかにも曲を出して伸ばしている感じです。

 ──1年でって早いですね。

Sol そうですね。バトルとかしながら自分の中で言葉を考えて、蓄えて、プロップスを高めてから。まあ最初はSound Cloudにあげて、徐々にYouTube、Apple Musicとかに出すって感じです。

 ──モデルとかアパレルは元々やってたんですか?

Sol 最初アーティストからで、大学生になってからモデル活動ですね。LIPPSとか、美容系の所からスカウトが来て、受けてます。

 ──その後にブランドも自分で始めたんですか?

Sol そうですね。自分自身フォロワーが割といたんですけど、ブランドを元々やりたかったのでフォロワーを伸ばしながら。

 ──他の活動でフォロワーを伸ばして、ブランドの活動に繋げたということですか?

Sol そうですね。今行けるなーって思って。

 ──そうやって色んな活動をしている方って特殊だと思うんですけど、きっかけとかってありますか?

Sol 元々自分の好きなこととか全部に本気で打ち込みたいと思ってる人なので、ブランドとかアーティストとか、色々やりたいと決まってたことから始めたって感じです。

 ──アーティスト活動やブランド経営に興味を持った背景や影響を受けたものはありますか?

Sol ブランドは韓国のストリート系のブランドから入って影響も受けてます。自分のブランドのアクセサリー系とかも全部そうゆう系統に合わせてって感じで。自分でパソコンとかでグラフィック描いて、提携してる会社にデザインを送って作ってもらってます。ソフトとかも全部独学で。一からネットで調べました。


オリジナルに変えていく


 ──様々な活動をする中で、学んできたことや気づいたことはありますか?

Sol 活動に共通して言えるのが、全部わからない状況から入って始めてるんでどこを直したらいいか、どうやったら作品が良くなるかが全部やりながら分かってくるってことです。アパレルもそうですし音楽もそうです。
アパレルだと、流行りの感じを取り入れたりしてました。そっから、自分で好きなものとか自分のオリジナルのもの取り入れたり。まあ僕薔薇好きなんで、それを入れたり。

音楽に関してはサンプリングとかも最初は気にしてたんすけど、どんどん独自のフローとかを考えていって作ってるって感じです。

 ──最初は真似で、どんどん自分の色を出していくんですね。

Sol そうですね。完全に真似で初めて、そこからどんどんオリジナルに変えていきます。

 ──ラップで曲を出すと思うんですけど、ご自身がバズったとかフォロワーが増えたきっかけはありましたか?

Sol 曲でだと最近出した2ndシングルのLost Boiってやつが一気にバズりました。最初はモデル活動に対してのフォロワーがメインだったんですけど、アーティストとして曲をどんどん出していくことでリスナーが増えてくれました。

 ──EPのANOTHERはどんな風に作ったんですか?

Sol ANOTHERは全曲バラバラの系統で入れて、完全に飽きさせないのをイメージして全然違う感じで入れてていったって感じです。特に同世代に聴いてもらえたら嬉しいです。曲作りに関しては、もう完全にふっと思いついてすぐ書いちゃう。EPには5曲入ってるんですけど、その内の3曲は2日間くらいで終わってるんですよ。

 ──どういった所からインスパイアを受けますか?

Sol 完全に動かないとリリックとかも出てこないんで基本的に動くようにしてますね。色んなとこ行ったり。最近だと1人で海行ってみて、頭の中で考えてみてとか。

 ──どういう音楽を聞くとかありますか?

Sol 韓国のヒップホップと、あとLiL PEEPとかUSのヒップホップが多いっすね。

 ──韓国の音楽って今きてますよね?

Sol めちゃめちゃきてますね。最初に聴き始めたアーティストがSik-Kってアーティストで。音楽から入ってファッションもかっこいいなって。

 ──韓国ならではの魅力は?

Sol 韓国で流行ったやつって絶対日本でも流行るんですよ。音楽も、日本と比べたら韓国の方が上いってるんですよね。聴いてて思うんですけど。クオリティも高いです。

 ──そっちの音楽シーンにも?

Sol 行きたいですね。あ、韓国語は軽く日常会話できるくらいなので、それも音楽に入れていきたいなと。

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 ──Sol君自身もストイックな印象を受けます。

Sol そうですね(笑)デザインも音楽もだいぶ時間使います。マネージャーつけたいですね、忙しすぎて(笑)

 ──事務所とかに所属したい気持ちは?

Sol 誘われてるところは何個かあるんですけどモデル事務所が多くて、そこに入ると他の活動が制限されそうで。フリーランスで動いた方が僕は楽ですね。どこかに入っちゃうと一つに絞らなきゃいけないんで、それは嫌で。歌で売れてから色々するんじゃなくて、最初から全て伸ばそうとしてます。


カルチャーを区切らない


 ──将来の展望は?

Sol 今の活動を完全に伸ばして有名になるって感じですね。アーティストとしては日本中での知名度が高くなればいいなと。ブランドもいずれは自分の店舗を持ちたいと思ってるし。モデル活動でも、美容系に囚われず、一応ファッションもやってるんでその系統でも伸ばしていければなと。

 ──Sol君自身はなぜ有名になりたいのか?

Sol もともと目立ちたがりなとこがあってそれです(笑)

 ──やはり自分の思いを曲げないから?

Sol そうっすね。

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 ──有名になっていく過程で、自分が出したいものと求められてるものの違いって感じてますか?

Sol ありますね。今回のEPもそうなんすけど、自分の好きなものだけ作ったら意味ないなと思って。他人が聴いて共感できる歌詞も含めて入れたって感じなんで。客観的にみて良いと思うものと、自分からみて良いと思うものは全然違うと思う。

 ──受け取る人の感性も大事にしている?

Sol あーそうですね。だいぶ大事にしてます。

 ──Tok10君は音楽は聴かれて初めて音楽って言ってましたね。

Sol 間違いないっす。

 ──音楽やアパレルとは全く関係ないカルチャーにも興味ありますか?

Sol自分が好きなものにしか基本的に興味がなくて、他のカルチャーっていうのに目をむけたことがなくて。でも、これから色んなカルチャーを取り入れていったら、自分の音楽性とかも変わってくるかなって。これからって感じですかね。

 ──今は自分の道に集中して、今後のために取り入れたいという感じ?

Sol そうですね。

 ──Tok10君とか友達とか、自分と似たものを感じる人と一緒にいるんですか?

Sol 価値観合わない人とあんま絡まないんで、音楽性とかが合う人といつも話してて。この人とは何か同じものを感じるなって人とかは、けっこう関わってます。目標を持ってる人とか。

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 ──イケてるって感じる条件や定義ってあったりしますか?

Sol 考え方とか、生き方じゃないですかね。やってることがダサい人だと音楽聴いてても全然感じないし、カッコいいことやってる人だと音楽も映えてる、イケてるって思う。

 ──どんな活動をカッコいいと思いますか?

Sol なんていうんだろうなー。カッコいい。。カッコいいって思う人はやっぱり努力家のイメージがありますね。ダサい人は何も行動しないで自分のやりたいことも適当にしてる人ですかね。自分も行動力はある方だと思います。

 ──sol君からは一貫性と行動力をすごく感じます。悩みもなくて、ポジティブな印象を受けました。

Sol 悩みはないですね(笑)僕ネガティブな人が嫌いなんですよね。苦手なんですよ、話聞いてて(笑)

 ──それでは最後に、あなたにとってカルチャーとは?

Sol カルチャー。なんだろうなあ。僕にとってのカルチャー。。カルチャーはカルチャーって分けるんではなくて、広く捉えるのが大事かなと思います。僕は音楽からファッションにいったし、そういう風に繋がってるじゃないですか。だからカルチャーを広く捉えるのが大事だなって思います。自分がやりたいことをするとき、区切らないことが大事かなと。

 ──ありがとうございました。

オランダ語で「太陽」を意味するsol。名前の由来を尋ねると恥ずかしそうに語る彼だったが、音楽やアパレルなどやりたいこと全てにストイックに取り組む姿は確かに太陽の様に輝いていた。今後も輝きを放つ存在として更に大きくなっていくだろう。

取材・構成 Tsukasa Yorozuya
撮影 Charlie Ohno, Shun Kawahara

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