
稽古から上映まで一度も会わずに活動するフルリモート演劇 劇団ノーミーツの第二回フルリモート演劇 「むこうのくに」が7/23から7/26まで上演している。
以下、劇団ノーミーツ Instagramより。
<あらすじ>
現実世界のつながりを絶たれた時代が終わろうとしていた。
多くの人は喜んで太陽の下へと駆け出したが、
“むこうのくに”に残ることを選んだ人もいた。
そこは、画面を一枚隔てれば、生まれた場所や話す言葉、
ヒトかどうかさえも関係ない、現実のしがらみが無効化された世界。
その夏、ぼくは相変わらず画面の前に居て、
“むこうのくに”へアクセスしようとしていた。
行方をくらませた、”ともだち”を探すために——
<劇団ノーミーツとは>
稽古から上演まで一度も会わずに活動するフルリモート劇団。
「ダルい上司の打ち合わせ回避する方法考えた。」が
Twitter上で1,000万回再生を超えるなど、
SNS動画の総再生回数は3,000万回を突破。
初の旗揚げ公演となる『#門外不出モラトリアム 』では、
キャストが生で演技をし、フルリモートで
生配信する長編公演に挑戦。
3日間計5公演を上演し、2,500円の有料チケット制、
かつ140分の長編演劇にもかかわらず、
延べ約5,000人もの観客がリアルタイムで観劇。
Twitterを中心とするSNSでも数多くの反響があり、
脚本家の#野木亜紀子 さん、小説家の#カツセマサヒコ さん、テレビプロデューサーの#佐久間宣行 さん、
映画監督の#上田慎一郎 さん など、
各業界の著名人も絶賛のコメント。
キャスト、製作陣は共に豪華だ。特にキャストは400名を超える応募者からzoom上のオーディションによって選ばれた。キャストのバックグラウンドは様々で、俳優や声優、YouTuberと、多方面で活躍している。また、オンラインならではの演出、ストーリー、演技が今を生きる多くの人の心に響いており、賞賛の声がSNSを中心に各方面から上がっている。
以下、劇団ノーミーツ HPより。
会わないで作る以上、
どんなに素晴らしいチームワークで力を合わせようとも、
画面の隔たりを超えることはできません。
それが、リモートエンタメの宿命です。
でも実は、直接会って作品を作っていた頃と、
そんなに変わらないのかもしれないなと、最近は思います。
思い返せば同じ空間にいても、いつもなんらかの隔たりはあって、
ものづくりというのは、その隔たりをなんとか乗り越えていこう
とする営みのことを言うのではないか、と考えたりするのです。
今回もメンバーと直接会うことはありませんが、
画面を超えるくらいの気持ちで心を合わせ、
オンラインエンタメの限界、
そのむこうがわを目指していきたいと思います。
劇団ノーミーツ主宰、脚本・演出 小御門優一郎
今作にタイチ役として出演しているタレントの出口晴臣(20)さんからCulture Universuty TOKYO にメッセージをいただいた。

以下、出口晴臣メッセージ。
「タイチ役を演じさせていただきます、出口晴臣です。
劇団ノーミーツ、とにかく熱量が凄いです。
多方面から集まったキャスト陣、製作陣のエネルギーが爆発していて、今しかできないこと、今だからできることを全力で模索しています。
僕自身、この劇団に関わる事が出来て、更にカルチャーが好きになったし、何も諦めなくて良いんだと背中を押されました。
この期間、モヤモヤした想いを抱えている若い世代の人達には特に観てもらいたいです!
全員誰も一度も会わずに上映。
むこうのくにでお待ちしてます!」
今作を見終わり、最初に感じたことは、全てが今できる最大限、そして新しい感動の形だということだった。
上演中、観客はチャットで感想や予想を言い合い、また演出でストーリーに入り込んでいる気持ちになれる。観客、役者含め「全員が離れた場所にいる」が「何か」を共有しているという言葉に言い表せない不思議な感覚に陥った。
オンラインだからできる巧妙な演出とオンラインを感じさせない役者の演技に終始圧倒された。まさに「NO 密」で「NO meets」で「濃密」な体験をすることができた。
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劇団ノーミーツ第2回 フルリモート演劇
#むこうのくに
7月23日(木・祝)〜7月26日(日)
四連休にオンラインにて上演決定!
チケット好評発売中 HP より購入可能 https://no.meets.ltd/mukounokuni/
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written by Taiki Tsujimoto